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初夏〜秋

晩秋〜春

芽吹きの頃

 
遠方のクヌギを見分けよう 晩秋〜春
先にも述べたことですが、実は遠方からクヌギを見分けるのに最も適した季節は周囲の落葉樹が葉を落し始めた晩秋かも知れません。
クヌギは紅葉(黄葉?)するのが他の落葉樹に比べて遅い点、そして黄褐色の大きな枯葉を最後まで枝につけている点などで特徴的です。
また、完全に落葉した冬から春にかけては樹形・枝ぶりの違いがよく目に付くことでしょう。
雑木林の散策は、下草が枯れて歩きやすくなるこの晩秋〜春にかけてが最適な季節になります。心地よい乾いた音を立てる落ち葉を踏みしめて、日溜りの中でのんびりと日長一日を過ごす。静かに耳を澄ますと、エナガやコゲラ・シジュウカラといった小さな小鳥たちが混群を作って樹冠から樹冠へ渡り歩く声が聞こえてくるでしょう。驚かさないようにジッとしていれば、すぐ側の地面で何かをついばむ姿も見せてくれるはずです。
樹皮の小さな隙間には、冬ごもりのために集まったテントウムシたちがひしめき、ヤブの中では気の早いウグイスカグラが淡いピンクの花を俯かせているかも知れません。
こんな季節を楽しみながら、来年の夏に向けてクヌギ探しをしてみましょう。
(なお、計画的に撮影をしていないため、適切な写真が見当たりませんでした。今後シーズンを過ごすうちにもう少しわかりやすい写真を追加で掲載するつもりですので、しばしご容赦下さい。。。)
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はるか遠方に黄褐色の枯葉をつけた一群が見える。夏の間ずっと通っていた場所なのに全く気付かなかったクヌギの林を偶然見つけることが出来るのも、こんな季節の楽しみだ。
 
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拡大すると長い葉が黄〜赤〜褐色の何とも表現しようのない美しい色に染まっていた。斜めから射す秋の優しい日差しは、紅葉の美しさをひときわ際立たせてくれる。。。。
 
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戦後の植林政策によって急増したスギなどの人工林は、手入れしやすい麓から植えられて山の中腹までで止まっていることがある。頂に近い場所に残されたこのクヌギ林には古のどんな樹たちが待っているのだろうか?
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寒々しい曇天に浮かぶクヌギの樹形。うねるような曲線を描く枝振りが特徴的で印象深い(下も同じ)
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もうどちらがクヌギかお分かりでしょう。左のコナラに比べるとクヌギの枝振りがいかに独特かがわかるはずです。コナラでは樹全体が細い枝で混んでいるのに比べ、右のクヌギはくねった枝先に細かな枝の束を寄せ集めたようになっています。これが葉を繁らせた時の樹形の違いになるのです。
 
来夏のカブト・クワガタの成果は全て、秋から冬にかけての入念な下見に掛かっていると云って過言ではありません。有望な樹は常に枯死や伐採、開発の危険に晒されています。毎年の積み重ねで1本でも多くの樹液クヌギを見つけておくことで長く採集・観察を楽しみたいものです。

 

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