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1.好奇心を大切にしたい。

図鑑やHPを見ていると、実際に幼虫のオスメスを判別したいと考えたり、蛹(さなぎ)や羽化直後の白い羽のカブトムシを見たいと思うことはありませんか?

私は今から30年以上前、多分小学2年生か3年生の頃に蛹を見たくて何頭ものカブトムシを殺してしまったことがあります。ある初夏のこと、家の近所の八百屋さんに大きなハチミツ瓶に入ったカブトムシの蛹が売られていました。壁面に蛹室を作っているわけではないので外からは何も見えないのですが「そのまま1ヶ月ほどすると成虫が現れます」とされていたように思います。

「カブトムシのサナギ!?」それを見た瞬間、私は矢も盾もたまらず大急ぎで自宅に戻り、なけなし小遣いを握り締めて・・・・・

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2.断定は避けます。

生物の世界は謎だらけです。果たして『正解』と云うものがあるのか、私はいつも疑問を感じています。
自然科学、特に生物の世界では実験を通じて検証可能な『事実』と、色々な知見から類推して得られる『(学)説』が混在しています。

例えば「植物が水と空気中の二酸化炭素を材料に、光のエネルギーを利用してブドウ糖を生合成する」ことは、それぞれの材料に印(しるし)をつけ、生成されたブドウ糖にその印が取り込まれていることで実証することが可能な厳然たる『事実』ですが、
「カブトムシは、エサやメスを得る競争に打ち勝つために大きな角を持つようになった」というのはあくまで・・・

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3.自然保護活動への考え

私は自然保護活動家ではありません。壊されゆく自然や里山を前に、ただノスタルジーとセンチメンタルを抱えて心を痛めているだけの、卑怯な似非ナチュラリストにすぎない。そしてそれが、おそらく都会に暮らす大多数の人たちの素直な感情なのではないかと考えています。

地域の里山を守るために、行政や企業に働きかけると云う困難な活動に献身的に立ち向かっている方々に対しては、心の底から尊敬の念を抱いています。
こんな名も知れぬHPの中で憂い嘆いてみても、それは単なる自己満足に過ぎないことはわかっているつもりです。「行動」と云う小さくとも確実な1歩を踏み出すべきだと云うお叱りもあるでしょう。
しかし、・・・

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