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国産カブトムシ 蛹化の瞬間!

あのプヨプヨ・モゾモゾした太ったイモムシが、立派なツノを誇らしげにかざすカブトムシになるって、もちろん理屈ではわかっているけれど俄かには信じられないですよね。この大変身を遂げる瞬間が「蛹化(ようか)」です。

チョウを始めとした昆虫の変身では蛹(さなぎ)から成虫になる「羽化」が有名ですが、カブトムシなどの甲虫の羽化はどちらかと云うと「薄皮を剥ぎ取って翅(はね)を伸ばす」と云う印象が強く、白い翅のカブトムシはそれなりに興味深くはあっても「大変身を遂げた」といった感慨は少ないものです。

むしろ蛹化の瞬間こそが彼らの命がけの大変身であって、生命の神秘を最も感じることができるシーンなのではないでしょうか。

長い飼育期間の中のわずか20〜30分、しかも通常は土の中の蛹室(ようしつ)内で起こる変化であるため、なかなかお目にかかることは叶いませんが、偶然観察することのできた蛹化の瞬間の記録をご覧下さい。

注意!

蛹化時・羽化時に事故を起こして命を落すこともあり得ますから、人工蛹室を安易に試すことは慎まなければなりません。とは云え図鑑やHPで見たシーンを目の当たりにすることは、子供たちの知的な好奇心を刺激する大切な機会でもあります。ご自身の責任において試してみたい方は、このページ上部の「人工蛹室の作り方」「さなぎを観察しよう」と云うタブをクリックして下さい。思いつく限りのポイントを記載してあります。

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いわゆる「前蛹」の状態。色白だった幼虫が、こんな風に真っ茶色になってしまう。死んでしまったと勘違いしないように!
正面から見たところ。あんなにプリプリと張りのあったお尻も皺々になっている。
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これが、最も「前蛹」らしい姿。体長が縮んでずん胴になった体を伸ばして直立、6本の足は萎縮して動かすことが出来なくなっている。
前蛹の頭に亀裂が入り、中から真っ白な角が伸びてくる。生命の神秘を最も感じさせられる瞬間だ!
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徐々に前蛹の皮が裂けて行き、次第に角の形がはっきりしてくる。
胴体(胸部)が見えてきた。幼虫時代にはあんなに小さかった足も、幹にしっかりとつかまることの出来る立派なものに変わっている。
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体がすっかり現れてきた。頭角はまだしっかりと伸びていない。ちょうど、イルカなどの形の浮き輪に空気を入れてゆく時のように、内側から徐々に張りが出てくる。
ちなみに、人工蛹室の幅が狭く見えるがこれでOK。あまり広すぎると蛹が倒れこんでしまい、角で体を支えるような体勢になって頭角が大きく曲がってしまう。
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気が付けばあっと云う間に立派に角が伸びている。一番下の足の上に尖って見える部分が、将来の上翅(硬い羽)になる。
4.からこの写真の状態までの所要時間はわずか20分ほど。羽化直後の白い羽のカブトムシも魅力的な姿だが、蛹化の瞬間にはその何倍も感動させられる。
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