2006/6/4(土)  曇り

相変わらず仕事がバタバタしている。ここ数ヶ月は土曜出勤も、恒例になってしまった。。。(-_-;) 今日は何だかくたびれて、出勤時間がズルズル遅れる。さすがにもう出掛けなければ、と重い腰を上げたその時、携帯電話がけたたましく鳴った!まず〜ぃ仕事の催促か!?(>_<) 
、と思って携帯を開くとそこには『まるち●』の文字が!?(^o^) そう、クワ友、まるち●さんからお誘いの電話だ!横浜でマクゴロウさんと落ち合って、これから何処かに採集に出向くという。

まるち●さんとはヤマトさんの掲示板を通じて知り合い、かれこれ4年近いお付き合いになる。非常に勉強家なだけでなく、豊かな発想と手先の器用さ、何より周囲への気配り・心配りの行き届いた方だ。以前から一緒に採集に、と約束していたが、なかなかチャンスに恵まれずにいた。

マクゴロウさんとはやはり掲示板で知り合い、1年半から2年近いお付き合いだろうか?きっかけは忘れもしない、タブの木の話題だ。クヌギ・コナラに勝るとも劣らない樹液ホストとしてのタブに眼を向けさせてくれたのは他でもない、このマクゴロウさんだ。千葉には自生のタブの樹が数多ある。俺はまだタブでの採集経験はないが、この地で採集を続ける以上、間違いなくお世話になるに違いない。

いずれにせよお2人とはぜひ一緒にフィールドを歩きたいと願っていた。無理をお願いして仕事の終わる時間に会社近辺まで迎えに来ていただくことにした。。。

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千葉県 某所

夕方お2人に車で拾っていただき、さてさて行き先は。。。などど悩む必要もないだろう(^^ゞ つい先日ミヤマ第1号を見つけたあの場所に案内することにしよう。ただし、カブクワの出現は期待しないで欲しい旨、お2人には念を押した。俺の通う千葉のフィールドは、カブクワ採集者からは見向きもされないような場所ばかりだ。でもいつも俺がどんな場所で遊んでいるのかを知っていただくだけでもいいかなぁ?迷惑かもしれないが、とりあえずマクゴロウさんに東へ向かってもらうことにした。
060604_001.jpg (29836 バイト) サトキマダラヒカゲ
ミヤマ採集の樹を、意外そうな表情で?撮影するまるち●さん。 そりゃそうだ。このサトキマダラヒカゲやヨツボシオオキスイがショボショボと集まる、樹液ともいえないこの樹液に、件のミヤマは貼りついていたのだから。。。
お2人には期待はずれで迷惑だっただろうが、この場所はこれ以上の何者でもない。谷津田沿いにあるわずかな面積の雑木林の、林縁の数本のクヌギ。あまりのあっけなさに、なんとなく極まりが悪い、、、まぁ、仕方ない(^_^;) お2人にはご迷惑さまついでに、ミヤマの発生元ではないかと俺が想像している近くの雑木林までご同行願った。この付近で唯一まとまったクヌギが見つかった場所。しかし訪れてみるとあまり「らしく」ない場所だと判明。得るものもなくすごすごと退散(-_-;) 車を下りて長々と歩くのも俺のスタンダードなフィールドスタイルだ。恥ずかしがることはない。。。はずだ。だが、何となく責任感が。。。(^_^;)

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マクゴロウさんポイント

さんざん歩いて収穫なしの俺のスタイルに困惑したのか?(^_^;) それともあまりに貧しいポインに可哀想になったのか???(^_^;) マクゴロウさんがこの付近にあるポイントのいくつかを紹介してくれることになった。
クヌギ クヌギ
コクワガタとアマガエル コクワガタ
カブト・ノコ・コ については間違いのないポイント。周辺の様子から、もしや?と感じていたが、やはりミヤマの実績もあるようだ。

天竺

コクワガタ 天竺もまた、車を下りてからよく歩く場所にある(^_^;) そもそも俺が魅力を感じて通い続ける場所は他者との競合を避けられることがひとつの条件になる。お気に入りの樹が、ある日突然丸裸になってしまうと云うショックは、何度経験しても胸をえぐられるような傷みを伴う。。。

今回は、マクゴロウさんがギリギリ奥まで車で突っ込んでくれた。おかげで歩く距離がいつもの半分以下に。。。なかなか無茶が得意な、頼りがいのある人だ(^^)v

ゲンジボタル アカハライモリ
ツチガエル シマゲンゴロウ
今日の散策は、お2人に俺が普段遊んでいるフィールドを紹介するだけの、特に得るものの少ないものとなってしまったようだ(^_^;) でも、俺にとってこのフールドが持つ意味を、お2人には理解してもらえたのではないかと思っている。
千葉県は広い。平地の多くは開発の手に晒されているが、ほんの少し離れるだけで今も人の営みが自然をより豊かにしている、こんな場所が残されている。ひとつでも多く、そんな場所の魅力を紹介できるように、今後も頑張って行きたいものだ。

2006年フィールドノート
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